会議は踊る2
弊社は時代劇グッズや忍者グッズに特化した商品を扱っておりますが、一部で話題の「OculusRift」用周辺機器「OVR VISION」の開発および販売なども行っております。OculusRiftのVR(ヴァーチャルリアリティ)体験にAR(オーグメントリアリティ)やMR(ミクスドリアリティ)を追加してしまう画期的なデバイスですので、ご興味がおありの方はリンク先を是非ご覧ください。
こうやって冒頭に企業紹介を挟むあたりイケてる手法と思っています。
電柱「でき…………なくはないですけどぉ↑」
ユーヘイ「できますね」
軽く説明させていただくと、スマホ班リーダーの「ユーヘイ」はプログラマーであり新しいプロダクツをシステマチックにイノベーションするポジション。反面ド天然な部分もあるナイスガイだ。
「電柱」はユーヘイをサポートしつつ企画や運営などに携わっている。背が異様に高いことや人当たりの良さから社内ではいろんな人に用事を頼まれている。
「虎」は企画運営。ついこの間までスマホ関連ECサイト運営だったが最近企画担当となり、スマホ班で外部の企業さん向けの企画などを練っている。
この3人は入社前からの付き合いで3人セットみたいな部分もあったりするのだ。ドロンジョとボヤッキーとトンズラーみたいなものだと思って頂いて大体あってる。
ユーヘイ「キネクトを使えばモーションは取れます。」
社長がキネクトとモーションという二つのカタカナをわかってくれるかどうかは別としてユーヘイが言うには可能らしい。
電柱はだれが(プログラム)やんねんと顔で笑いつつも憂い。虎はだれが(踊り)やんねんと青ざめた顔で考えていた。
現状をまとめておくと、バーチャルアイドルの絵が完成し、曲も完成していた。
「歌って踊らすねん」という最終?目標において残されるは歌と踊りなのは明白。
当初制作に携わるメンバーはMMDなどを利用して動きをつけることを考えていた。
世に溢れるMMD動画の数を考えると手法や素材などの環境も整っていそうだし他に最適な手段もなさそうだったからである。もちろんMMDで作れば固定ファン多いため、ある程度は集客も期待できそうと考えていたのだ。
しかしここにきてモーションキャプチャー(人の動きなどをデジタルデータに変換すること)を自前で作る事になるとは…。
社長「そや、大事なこというのわすれとったわ。デビューの日付は1月の28日で」
一同「いちがつ…の、にじゅうはち……………ええええええ!?」
※これは12月末のお話です。
虎+電柱「いやいやいやいや」
電柱「何するかまだ決まってない上に1か月弱ぅ!?無理ですって!」
社長「だから、歌って踊らすねんって」
電柱「いやそこじゃなくって!」
社長「歌と絵ができるまでどんだけかかってんねん!1月28日で決定!」
電柱「来月社員旅行もあるんですよ!?」
ユーヘイ「(モーションキャプチャーのプログラム)できますね。」
電柱「ちょwwwお前www黙れwwwwwwww」
+---会議終了後---+
虎「1月28日って何があんの?」
電柱「…いや、わからん」